のりピーと自民党-情(なさけ)の終わり-

kanji_o2009-09-20

自民党は、
「私を勝たせて下さい、宜しくお願いします」と
民衆の前で土下座をしながら
選挙中やたらと土下座を行った。
元大臣までもが・・・だ。
もちろん、自民党の逆風の中という選挙で
そこまでしないと勝てないと考えた末の結論だろうと思うが、
正直、国民は自民のやりたい放題の政治に飽き飽きした事と
これから先の生活不安に対して、そんな土下座の先を見透かして
そっぽを向いてしまった。
それを見抜けなかった昔からの土下座選挙をしてしまった議員は負けてしまい、
地元に、甘いお金を貢いだそそいだ昔からの議員は当選した。
それはそれで、すこし怖い気もするが・・・
もちろん、甘いお金をそそいだ議員だけが生き残った古い自民党
怖いという意味だが。
とにかく腐りきった老人議員しか残らなかった自民党は、
民主党がヘマを踏まない限り、復活の目はない。

そして、のりピー
麻薬逮捕からの保釈後の記者会見。
涙ながらに頭を下げ「すいませんでした」と一言。
掲示板を覗くと、のりピーの謝罪の先を見透かしたような
言葉が溢れていた。

今までだと、土下座なり涙を流しながらの謝罪をすれば、
その人本人の後ろに回ったら舌を出して笑っているだろうという
感情を見透かしながらも、
「しょうがないな、許ししてやるか」という、赦しの感情
が出てきたのだが、
最近だと、いくら土下座しようが涙ながらに謝罪しようが、
「どうせ、心の中ではあざ笑ってんでしょう」という感情が
先行してしまい、”ゆるす”という感情が後ろに回ってしまった。

以前の、ちょっとの悪さ(ちょっとではないが・・・)でも
しょうがないと情けの裁きで赦されていたのが、
本当の意味での、ちょっとの悪ささえ赦さない時代になり、
学校でも、社会でも、少しの事さえ赦さないという流れを作ってしまった。
もちろん、悪いことはいけない。
悪いことをした、反省をした、赦そうという気持ち。
そういう、情けの感情がなくなってしまった。
心のゆとりがなくなってしまったなぁとつくづく実感。